ゲハジは別に犬死でいいじゃない。

JW追憶記

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サディスティック デザイヤ 

頬が痛い。正確には頬の表皮がひりひりとしている。

今日、午後。
頭が揺れた。目の前が暗転する。ストロボのような強く走る光が見えた。体が床の上に勢いよく転げる。
頬を叩かれたのだ。掌ではあったが、鈍器で殴られたかのような衝撃だった。目の前の暗闇が、目を瞑っているせいだと言う事にしばらく気付かなかった。

突然にそれが起こった訳ではない。私は叩かれる事を知っていて歯を食いしばっていた。

それをしたのは妻である。

このような恣意的な書き方をすれば、或いはなんと酷い妻であろうと思われる御仁もあるかもしれない。

しかし、事実は異なる。先に手を出したのはゲハジなのである。これは天誅である。

その前の日、私は妻の体を拳で殴ったのだ。事の成りゆきはこうである。いや、思い出せない。何故だ。実際の体の動きは思い出せる。妻が体を突き飛ばし背中を平手で叩いたので、反射的に拳を出していたのだ。だが、その前後の口論の内容が全く思い出せない。その口論が、”JWに復帰しない旨を義母に親告すべし、さもなくば経済的援助は打ち切られる。うぬの甲斐性で生活が出来るのか。”と詰問された事から始まった事は記憶している。だが、私が暴力をふるった前後の会話の記憶がすっぽりと抜け落ちているのだ。

私は家を飛び出し、自らの怒りを治める為に、マクドナルドで百円のコーヒー(クーポン使用)を啜った。怒りが体を漲る。犀は投げられた。もはや元の鞘に収まるのは不可能であろう。経済封鎖を理由に改心を迫るとは。許せん。

家人が寝静まった頃帰宅し、お笑い動画を閲覧し、胃から広がり、恐らくは十二指腸にも達しているであろう背部と腹部に広がる痛みを納めようとした。このような夫婦喧嘩の際にお笑い動画を見るなぞ不謹慎極まりないという論もあろうが、わたしにとってはライフラインなのである。JWにとってのライフラインがものみの塔誌であるというのと同じである。つまりさして重要ではないと言う事だ。

夜があけ、童子を送り出し、妻と二人きりになると、彼女から、もう一度やり直そうと提案される。妻はこう言う。「あなたを攻める、どんな言葉を私が発したとしても、私への愛を貫いてくれるか。それを見たかった」のだと。判っているのだ。悪いのは全て私である。JWに対する態度を明確にせず、復帰を匂わせて現役家族との曖昧な関係をだらだらと続けていた。その上、経済的にも自立しているとは言いがたく、折に着け、援助を受けている以上、如何にJWに真理が無いとは言え、私の主張に全く理も、説得力も無いのは事実である。

私も謝り、事なきを得た。ように見えた。

「殴った事は謝って」

確かに申し訳ないと思い、謝罪する。しかし妻の怒りの矛は収まるどころか更に勢い激しさを増して行く。あなたを殴らせてくれ、そうしたら許せるから。彼女はそう言った。私は了承した。何より、男が手を上げるとはどんな言い訳も通用しない非人の行いである。どのような仕打ちにも文句は言えない。しかし、私の心に余裕が無かったかと言えばそうではない。女性の平手打ちなどたかが知れている。こちとら、100発超のプラスティック製の布団たたきによる鞭も堪えて来たんだぜぃ。と訳の分らない自信のようなものも首を擡げる。

実を申せば、私が妻に手を上げたのは今回が初めてではない。3年ほど前に仕事で知り合った美しい女性について妻が誤解をし、その女性に熱を上げてるかのようないわれの無い糾弾を受けた際にも、激昂し、手を上げた事があったのだ。妻はその時の制裁を含め、今日の分と合わせ3発殴ると言う。已むを得ない。非は全て私にあるのだ。

目を瞑るように告げられる。

目を瞑った状態では、その衝撃がいつ来るかわからない為、言い知れない恐怖が私を襲う。目を開けて受けさせてくれるように足元にすがりついて哀願する。とはいえ実を言えば、ここまで殆ど、冗談交じりに笑いながらこの暴虐のコミュニケーションは行なわれていたのだった。

ファイナリー。手が振りかざされる。鉄槌。

「き…切れた。ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…」

妻の腕は私の二倍のサイズがあり、その上、排球の経験者である。そこから生み出される膂力は私の想像をはるかに凌駕していた。

暗転する視界。部屋に響き渡る妻の哄笑。北京五輪で快挙を成し遂げた蛙王のような台詞が聞こえる。「超気持ち良い!」 妻の怒りを甘く見ていた自分が恨めしい。死が意識せられた。一瞬の意識の空白が起こったのだ。気付くと自分は床に転がっていたのだから、それは一秒の数十分の一の長さでしか無かった筈だが、私という意識が中断したのは間違いがない。その空白の時間、私は彼岸にいたのだ。恐らく、本番の死もこのようにあんがい呆気なく訪れるのだろう。床に転がりながらそんな事を考えていた。

もし、ゲハジが話しを偽り、事を大げさに言っていると感じられる御仁や、女性に打たれるのが三度の飯よりすきなお方は是非我が家でその威力を味わっていただきたい。その衝撃の凄まじさは3代目キャリーに名乗りを上げるべきかと、本人自ら宣言するほどである。

その後、残りの2発を受け、制裁は完了した。

双方がその主張を曲げたわけではない。完全に互いの意見を了承したわけでもない。だが、安いポルノ作品のように私は妻と、事の顛末を笑いながら、肩を組みながら会話したのだった。

私は、物事を良く憶えていられないという性質がある。どのような言葉による侮辱も、暴力も時の経過と共に忘れ去ってしまうのだ。それを愚かさと断じる事も可能だろう。しかし和解や平和の為にこの”忘れる”という事が役立っているような気がしている。それ故に人を傷つけてしまった事も忘れてしまうという負の面にはこの際、目を瞑ろう。愚か者め。

--

またしても、くだらない文で申し訳ありません。そして、ゲハジを女性に手を上げる程は最低の人間だと思わないでいてくださった方、大変申し訳ありません。こんな最低な人間なので、JWを糾弾する舌も鈍くならざるを得ないのです。

結局、この直後、また一悶着あり、また家を飛び出したりしたゲハジですが、なんとか今は戦火は鎮まっております。明日は夫婦そろって子供の授業参加に行く予定です。

にしても後頭部に違和感が。絶対、蝶野のビンタに負けないと思います。妻の平手打ち。
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コメント

すごいですね・・!!

こんばんは!
お久しぶりでございます!!
凄まじい光景が、目に浮かぶようでした・・・。

夫婦って、くっついたり、怒り狂ったりで・・・、本当に場面展開が激しいですよね・・・。
なんだか、私も懐かしい光景が目に浮かびます・・・。
経済援助を理由に、親がいろんなことを言ってくるのは、本当に卑怯だと思います!
私も、そういうことが多々ありましたので・・・。
利害関係が生じていると、ことがややこしくなりますよね・・・。

お子ちゃまの将来のためにも、ここは夫婦仲良く、復帰しなくても頑張ってる~!と言うことで、元の鞘に納めて、ほっといて欲しいですがね・・・。
そこがうまくいかないのが、排斥ってやつなんですが・・・。

でも明日は、お子ちゃまのためにも、夫婦仲良く授業参観に行ってください!!
陰ながら、応援しております!

パンダ@柳子 #XVgCdbeE | URL | 2009/02/03 22:21 * edit *

パンダ@柳子さん
ご訪問有難うございます!

本当は動画を撮るかという話もあったのですが…。今度は撮るかも知れません。

てかもう、嫁には二度と手はあげませんから!絶対!
という事でお許しください。

励ましの言葉が身(頬)にしみます…排斥はやっぱりJWにアドバンテージができてしまうので、できれば避けたほうがいいですよね。

なんとか授業参観行ってこれました!子どもの喜ぶ笑顔が生きる糧であります。
応援ありがとうございます!





ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2009/02/04 19:28 * edit *

おぉ

すごいですね。とても真似できません。

と言いたいところですが、そのくらいやりますわようちでも。割と荒いんですの。ほほ。
ちょい酒乱の夫にキレて、お酒のビンを床に叩きつけたことも何度か。あぁ、アパートのお隣さんごめんなさい。

でもすべてが終わったあと、何が解決したわけではなくとも、共に事の顛末を笑いあえる幸せ。夫婦喧嘩はそのために必死でやるのではないかと思います。よね♪

辛い記憶が抜け落ちるところ、私もそうです。父が母を毎日流血するほど殴っていた、子供の頃の記憶がほとんどありません。
私は頭がおかしいのかと悩んだ時期もありましたが、今は防衛本能だったと納得してます。楽観的な性格は案外これのおかげかも。

私も勝手に応援してます、ゲハジさんご夫婦。てゆーかキャリーばりだという奥様にご指導賜りたいでございます。

それと、これは真面目に、経済的問題の解決を心より応援しています。がんばってね。

うみ #- | URL | 2009/02/05 06:14 * edit *

うみさんへ

うみさん
ご訪問ありがとうございます!
おぉ!キャリー覚えていて下さる方がいた!くりぃむしちゅーが羨ましかったものです(笑)

てか、うみさんだったら叩かれたい人いっぱいいそうです(爆)
隣の方に警察を呼ばれても、怒られるのは絶対ご主人でしょう。
でもウチの場合は…(自粛)

なんか頬の筋肉組織が壊れたみたいで、顔が変なことになってますから。(あい。元からです)


そうですか…ご家族のお話、堪えました。うみさんのような可愛い(かったであろう)娘さんの前で暴力をふるってしまわれたお父様。全ての事情が判らないので他人の僕は糾弾はできませんが、暴力に訴えるのは子供の為にも死ぬ気で避けなければいけないと改めて感じさせられました。

その後、娘にこっぴどく怒られて、平謝りしたんですが(汗)
ちなみに僕の父は、現役の母からどんな罵りや呪いの言葉を浴びせられても、暴力は振るわない人だったんですが、何故、息子の僕は駄目なんだろうか…

とにかく応援と戒めになるエピソードに感謝です。ありがとうございます

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2009/02/05 18:57 * edit *

中国武術には

掌打というテクニックがあるそうじゃ
拳は、指を折ったり、手首を挫くことからあまり実戦では好まない方も多いそうじゃ
掌打、いわゆるビンタは柔らかい手のひらで打つから力が浸透してダメージを与える。恐るべき必殺技にもなりかねん。
事実、伝説の拳法家には手のひらで多くの相手を殺傷した記録ものこっておる
ましてや奥方様は排球経験者だとしたら
((((゜д゜;))))
ゲハジよ
これからは制裁は
ムチでお願いしますと懇願しなされ

禿頭のエリシャ #- | URL | 2009/02/07 08:48 * edit *

エリシャへ

おおエリシャ!
ご来訪に感謝します!

武術にも通じておられるとは!そう言えば、モーゼス以後、予言者と言えば杖の所持がデフォでありましたが、あれはやはり武器、いやプレイ用の小道具であったのですね!

排球経験者のサディストにはエリシャもどうぞお気をつけくださいますよう。

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2009/02/07 09:17 * edit *

クセになりそうだから

なんだか、いろいろ考えちゃって、コメできませんでした。うちでやってる遣り取りなんて、甘いのかなあ。
>事の顛末を笑いながら、肩を組みながら会話した
ここに、すごく考え込んじゃいました。
大事なことですね。

ちなみに私、一度、護身術の講座に通ったことがあって、そのときに、「ヤバい!人を殴るのって、気持ちいいかも」と実感して以来、気をつけるようにしてます。クラスの男子は、こういうのやってたんだ、と思うと、ちょっと怖いと言うか羨ましいと言うかずるいなと言うか、複雑な気持ちでした。

さつき #D97EH3z. | URL | 2009/02/10 12:54 * edit *

さつきさんへ

さつきさん
ありがとうございます!

いや、ただのアフォ夫婦、いやアフォ夫なだけですよー(笑)
夫婦喧嘩を後になって俯瞰すると人間とはかくも愚かな生き物かと改めて思います。

ウチの場合、妻は本気で憎んでるような言葉を出して、その実そこまで憎んでなくて、私は言葉を押し込めて心で本当に憎んでるような気がします。

でも、何故かそれが一過性なんですよね。

こんなに嫌いになってるのにまた好きになれるのは何故なんだろう。と不思議でなりません。

ウチの嫁の暴力後の阿鼻叫喚ったら無かったです。本当に気持ち良かったんでしょうね。正当性がある暴力は快感につながるのでしょうか。逆に僕は自分でやっておいて凄く気持ち悪くなります。自分より肉体的に弱い対象に向けたんだから当然なのですが。

なので、時々不満の解消法として殴らせてあげたいなと思うのですが、あれはあまりに痛すぎる。二の腕の質量を減らしてからの実施を考えています。

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2009/02/10 13:13 * edit *

はじめまして

最近、見させてもらっております。コメントを迷いましたが、「キャリー」に惹かれてしまい、お伺いしました。
「キャリー」って、プロムの時に、豚?の血を浴びせられ、怒りが炎となって復讐した少女の話かしら?怖かったですが、それと二本立てでやっていた「ヒューリー」も気持ち悪かったです。(早稲田松竹で二本500円だったかな・・いつの頃やねん!?)でも、女性は誰も潜在的に、キャリー的要素を持っているかも・・。(強弱の差はありますが)

ゲハジさんのところは、愛情がありますよね。ホントに冷えた夫婦は、けんかもしません。けんかは何とかしようと言う気持ちの表れなので。

でも、どうせなら、ブラピの「Mr.&Mrs.Smith」のように、トランクス姿で銃を撃ちはなって、派手にセクシーにやってください!ちなみに、トランクスは「カルバン・クライン」をお勧め致します。

ロンちゃん #ajLIxjsQ | URL | 2009/02/12 11:16 * edit *

ロンちゃんさんへ

ロンちゃんさん
はじめまして!
御訪問ありがとうございます!

あ!キャリーといばそっちもありましたね!
というか幼少期にあれをテレビで見てしまい相当なトラウマとなってしまいまいした。血だらけのシーンがもう怖すぎて…。太った女性を見ると安心するのはあの映画の影響のような気がします(爆)

映画ネタも時々ございますので、よろしければまた是非お越し下さい。

ブラッドピットのようにフィットな体ならいいのですが…ぶよぶよの脂肪が…。

夫婦喧嘩。
嫁にPSアイラブユーをくり返し見るように命令されています。冒頭のケンカのシーンが妻の理想の喧嘩のようであります。目下、理解不能であります(泣

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2009/02/12 19:51 * edit *

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