ゲハジは別に犬死でいいじゃない。

JW追憶記

今までの記事一覧へ

全ての記事を表示する

ブログ内検索

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
CM: --
TB: --

好きな作家について 宮部みゆき 

宮部みゆきの著作が好きです。
と言っても、「火車」や「理由」などの長編?推理ものを何点かえり好んで読んでいるだけなのですが。

時々、ストーリーに無理があるような気がすることもあるのですが、この作家の書く登場人物の言動にあまり違和感を感じないのが、好きな理由です。
中年の刑事が彼女の作品には良く出てきますが、普通の男性作家が書くより自然な表現になっていると思います。

そして、時折覗かせる彼女の人や社会、犯罪に対する思想も、違和感無く感じられたりします。

で、今日も”東京下町殺人暮色”を読んでいたのですが、その中でハっとさせられた文がありました。事件を捜査する刑事が、聞き込みで出会った犯罪被害者の会に関わる女性を評して言った言葉です。

以下引用

「あれは『許せませんわ』型の女だな」
肩を回して凝りをほぐしながら、伊原は言った。
「少年法のことに入れ込んでいるのも、今現在は『許せませんわ』と思う対象がほかに見つからないからだよ。賭けてもいいぞ。あれで亭主に浮気でもされてみろ。市民運動のことなんか、ケロリと忘れてしまうから」
久保田はさすがに疲れた様子で、足どりが重い。
「僕も、社会参加しようとする女性は好きですけど、ああいうタイプは苦手ですね。なんというか趣味でやっていると言う気がする。」
「欲求不満だな。一種の目立ちたがり屋だ。妙なもんでね、本当に目的をもって活動しようとしている集団には、必ずああいうのが入ってて、どういうわけか偉くみられたりするもんだ     おい、見てみろよ」



引用終わり

ここまで冷徹に同性の醜い部分を客観的に描ける事に、薄ら寒い気分にすらなりました。そして、JWにもそういう方々が確かにいたな。とか思い出しました。

僕も苦手でした。「許せませんわ」型の女性。

でも、「許せないと思うんです。」とか「許せないです」って言う女性は苦手じゃありませんでした。

なんだろう、言葉に出来ないこのニュアンスの違い。強い独善性を感じるか、感じないかと言う違いでしょうか。根拠が無くても強弁してしまうような性格をイメージしてしまいます。「姉妹のスカートは躓きの元よ」とか言えてしまう人。

とは言え、独善的なのは男の方が多く見られる事だと思います。女性は艶やかでいるべき、巨乳であるべき、と言うような旧態然とした考えを持っている私の方が問題でしょう。そんな奴に女性は云々など言われたくない。

いや、でもチャキチャキしてるのと「許せませんわ」型は違うんですよ。多分。簡単な言葉で言えば、僭越の線を知ってるかどうかって事でしょうか。よく思い出すと、物事ははっきり言うけど、それを人には押し付けないカッコいい姉妹もいました。逆に「兄弟のコートの丈はふさわしくない」とか言えちゃう長老もいたりして。

そう考えると、JWも一般社会と対して変わらなかったんだなと改めて思います。
関連記事
CM: 8
TB: 0

コメント

「ベキ男」とか「ベキ子」っていたなぁ~

「奉仕するべき」
「証言するべき」
「注解するべき」
「鞭するべき」

バキボキベキ

とへし折りたかった。

と言う私自身が一番「ベキ男」だったかもしんない

とら #f3.AbFOU | URL | 2008/12/03 07:48 * edit *

お久しぶりです!

宮部みゆき、大好きなんで、ついついコメントしちゃいました。
文章の中に時折、どきっとさせられる表現があるんですよねー。最近は、「ぼんくら」に出ていた、孤独な者は罰せられやすい、というような趣旨の言葉にひやりとしました。現実の捉え方が的確で残酷ですが、それでも犯罪や不正義への断固とした理想的な態度も併せ持っているところが、救いのない現実だけをピックアップする作家よりも好ましく思います。
ちなみに、表現は、同性に対してのほうが、むしろ辛らつかも。

さつき #D97EH3z. | URL | 2008/12/03 08:47 * edit *

とらさん
ありがとうございます!

ベキ子(笑)
とか言ってベキコと言うお名前の方がいたらすいません。
ベッキーとかだと可愛らしい印象になりますね。


あの組織では、ものみの塔の指示で誰もがベキボキやられていたので、多少のそういう部分は全ての成員にあったと思います。

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2008/12/03 09:16 * edit *

子供は聡明すぎるような気がする

さつきさん
ありがとうございます!

やはり、と言ったら失礼でしょうか。さつきさんの理性的な文からは宮部みゆきと似た趣を感じていました。

差別ではないですが、女性は主観的な文章を書くと、男性が、とても適わない、素晴らしい文を作る傾向があると思います。

もしかすると、宮部みゆきの主観に近いところに中年の男性的と分類できるような部分があるのかなと思いました。

中年の刑事の描写は結構個性的なのに、時折出てくる女性は、世間一般で言われる凡庸な女性像で描かれたりしますよね。

確かに同性に対して辛辣といえるような気がしますね。
何でなのか気になります。

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2008/12/03 09:36 * edit *

わたしも~

宮部みゆきさん、好きです!
とは言っても最近は全然読んでないんですけど。
一時期すごい読んでました。あ、でもなぜか有名どころはあんまり読んでなくて、短編集とかが多かった気が。
彼女は新刊出るペースがめちゃくちゃ速いので、いつしか付いていけなくなってそれっきりって感じです。その筆の速さを小野不由美さん(大好きなんです!)に分けて欲しい(笑)。

久しぶりに宮部さんの文章読みたくなってきました。

ゆずぽん #18dwLygY | URL | 2008/12/05 00:04 * edit *

ちょうど今、彼女の作品を読んでいるところだったのでドキッとしちゃいました。
「孤宿の人」。・・・まだ途中なので感想は書けませんが♪

彼女は、まさしく「書く」ために生まれた人でしょうねぇ。
圧巻ですよね。

自分のブログでも以前紹介しましたが、「ブレイブストーリー」に感動しました。
子供向けと言ってもよい内容なんですが、深く、学ぶところがたくさんありました。
彼女はこういうのもいいし、推理、社会問題系も秀逸、そして時代小説までも。
ジャンルの幅広さがまたすごいですよねー。
そしてそのどれもがトップレベル。天才だー。

文章を読んでその言い回し、内容に唸るところ、
活字中毒で物語好きなうみは、ゲハジさんに同じ匂いを感じます・・・♪

うみ #- | URL | 2008/12/05 04:39 * edit *

ナカマー?

ゆずぽんさん
ありがとうございます!

ゆずぽんさんもお好きでしたか!って国民的作家だから当然でありましょうか。

この方のように読みやすい文体でモノが書きたいものです。

小野不由美さん存じ上げませんでした…ってwiki見たら、創竜伝5巻、巷説百物語の解説を書かれていたようで、文章には接していたようであります。どうもゲハジは女流の漫画家や作家を色眼鏡で見てしまう最低な所があり、読まず嫌いでいました。チャレンジさせていただきます!

ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2008/12/05 19:53 * edit *

偶然という必然

いやぁ加齢臭が酷くて家人から日々指摘を受けております。

うみさん
ありがとうございます!

そうですね、書くために生まれたというのはまさに正鵠を射た表現だと思います!

僕も、ある意味かくために…すいません。

ブレイブストーリーは愚かにもアニメ先行させてしまったので、ちゃんと原作読まなきゃなぁと思っておるところです。




ゲハジ #qbIq4rIg | URL | 2008/12/05 19:58 * edit *

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://gehazi.blog41.fc2.com/tb.php/221-bd22f51e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。